傷痕・やけど痕修正
傷痕・やけど痕は健康上問題がない場合でも、外見上・美容上、気にされる方の多いお悩みです。
手術・ヤケド・外傷等による傷痕は、美容外科できれいに修正して目立ちにくくすることができます。
傷痕がすっかり消えるわけではありませんが、目立ちにくくすることで、お悩みが軽減される方・お気持ちが楽になられる方は多くいらっしゃいます。
施術方法は、(1)注入による改善、(2)手術による改善、(3)フラクショナル治療(イントラセルなど)による改善、(4)再生医療(PRP療法)の方法があります。傷痕・ヤケド痕の大きさや状態によって適した治療法が異なり、また、複数の治療を組み合わせることで、より効果を実感できる場合もあります。
注入による改善
ある程度の凹凸であれば、薬剤の注入で改善できる場合があります。傷痕が盛り上がっている場合は、微量のステロイド注射で盛り上がりを小さくすることが可能です。逆に凹みがある場合は、ヒアルロン酸等の注入剤をくぼみに沿って注入し、平らに近づける方法があります。
施術時間 | 5~10分程度 |
通院の有無 | 無 |
患部の状態・ ダウンタイム |
注入部位が少し腫れる場合がありますが 翌日には治まります。 当日はちょっと物足りない程度が良い結果につながります。 |
メイク | 軽いメイクなら処置2~3時間後に可能です。 |
入浴・洗顔 | 当日から可能です。 |
手術による改善
傷痕・やけど痕が幅広い場合や、凹凸がやや目立つ場合には、その傷痕をもう一度切除して美容外科の技術で緻密に縫い合わせることにより、今よりも傷をより小さく、より平らに、目立たなくすることが可能です。
施術時間 | 30分~60分程度 |
通院の有無 | 1回(約1週間後に抜糸をおこないます) |
患部の状態・ ダウンタイム |
施術部位をガーゼまたは茶色いテープで保護します。 ・切除部分に腫れや内出血が生じる場合がありますが 1~2週間程度で治まります。 ・うっすらと白い痕が残りますが、3~4ヶ月かけて 徐々に目立たなくなります。 ・抗生剤や抗炎症剤を処方しますので、指示に従い服用してください。 ・痛みや熱感を感じる場合には、傷口を濡らさないようにして冷やし 直ぐに担当医にご相談ください。 |
メイク | 施術部位以外は翌日から可能です。 |
入浴・洗顔 | シャワー・洗顔は施術部位を濡らさなければ翌日から可能です。入浴は抜糸後から可能です。 |
イントラセルによる改善
白くなった傷痕を、より目立たないように改善する方法としては、イントラセルも有効。「イントラセル」は、絶縁体コーティングされた、細かい針を使って肌の真皮層にラジオ波(RF)を直接照射するスキンケア・マシンです。
傷痕のある部分へ、ラジオ波で刺激を与え、コラーゲン等の真皮内成分を増殖させて皮膚再生を促進。周囲の皮膚となじませて、傷痕を目立ちにくくさせます。
施術時間 | 約1時間程度 |
通院の有無 | 無 |
患部の状態・ ダウンタイム |
2~3日の間、メイクで隠せない程度の赤みが出ますが、1週間程度で治まります。 また、皮膚表面の皮むけがみられます。 |
メイク | 施術部位以外は翌日から可能です。 |
入浴・洗顔 | 水やぬるま湯が患部にかかる程度のシャワー・洗顔は、当日から可能です。 |
585による改善
585は、イタリアの製品で、日本1号機が当院に導入されています。
585nmの赤い色に吸収される波長を有するレーザーで、3mm以下レベルの静脈や、糸状~クモ状の毛細血管などの治療が可能です。
ハンドピースを変えることで、赤ら顔や新旧の傷ややけど跡、肝斑の治療にも用いることができます。
1、カウンセリング
診察によって傷痕やヤケド痕の状態を確認。医師から治療方法についてご提案・ご説明をします。ご不明な点やご不安がありましたら、お気軽にご相談ください。
2、処置
必要に応じて、施術部位に局所麻酔(注射による麻酔)またはクリームかシールタイプの麻酔を行ってから処置します。
3、処置部の保護
レーザー治療の場合、照射部に茶色い保護テープか人工皮膚を貼って終了です。手術の場合は処置範囲によって保護テープかガーゼで保護します。
4、(約1週間後)抜糸
手術の場合は約1週間後に抜糸を行います。
※傷跡ややけど治療の料金につきましては、大きさや症状の度合いによって金額が変わるため、まずはお気軽に、クリニックまでお問合せください。